2014/07/18

食はコミュニケーション

随分と間が空いてしまいましたが、愛情を込めて焼き上げたパンの結果方向です。
 
久しぶりに再会する友人に食べてもらうために作ったパンです。
喜んでもらえたものと思います。
 
食は話題のきっかけづくりになります。どんな気持ちで作ったか、どんなざ材料を選んだか?なぜ?その材料にしたか?つくるプロセスは?・・・上手くいったこと、いかなかったこと、・・・それらが全て一緒になって友人の口に入るとき、コミュニケーションがスタートするように思います。

 


2014/06/07

料理はデザイン

デザインは、企画計画し、準備して、実行し、成果を味わうものです。

それって、正に料理そのものではないでしょうか。特に、お客さんをもてなす時には、何を好んで食べてくれるか、真剣に考えるものです。どんな場にだすのか?だれにだすのか?そのためには情報収集が欠かせません。

食べていただく方の好みが分かれば、素直に好物を作ることも大切ですが、いい意味で裏切る行為も必要です。今までに食べたことのないものを提供することが、喜びにつながることは多々あります。もちろん、美味しくなければダメですが。

次に、どのようにして提供するかです。いくら美味しくても、提供される場、器、一緒にテーブルを囲む人が誰であるかで、受け取られる価値は変わります。

そして、何よりも、愛情を込めて作ることです。誰が作ったか、どのようにして作ったか、分からないようなものに感動はしません。

と言うことで、今日は久しぶりに会う友達のために、朝からパンを作りました。大量生産ではなく手作りですから、インダストリアルデザインというよりはクラフトデザインかな。

結果については、次回報告します。
 

2014/05/06

スマイルのデザイン

84になる母を郷里の山口から呼んで、はとバスで東京見物をしてきました。バスが動き出して、可愛いガイドさんが話し出したときに持っていたマイクは、なんと20年近く前に私がデザインしたものでした。
 
メーカーの社内デザイナーとして、30年間製品デザイン開発に関わってきました。担当した分野はテレビ、カーオディオ、携帯電話などのAV、情報通信機器だったために、デザインしたほとんどの製品は既に市場にはなく、使われていないと思っていました。技術進歩の激しい分野の製品では仕方のないことですが、寂しいことです。
 
今回見つけたデザインは、バス用マイクとしてデザインしたものです。派手な商品ではなかったので、デザインしたことも忘れていました。しかも、前機種のマイナーチェンジでした。デザインの依頼内容は、音質を良くするためのデザイン変更で、背面(実はお客様に向くので正面)に、マイクの音抜きのための穴とフック用のビス穴を開けるというものでした。ブランドも変更したと思います。
 
背面の穴には一定の面積が必要で、位置も影響しました。どうしてもバランスの良くない所に穴が必要となり、もめたのですが、上手くレイアウトしてスマイル顔にしました。
 
華やかなコンセプトもなく、みんなが驚くようなアイデアでもないのですが、デザインには改善によって良くなるものがたくさんあります。
 
メーカーの社内デザイナーだからこそできるリデザインを、今も多くのデザイナーが日々行っています。改善のデザインの積み重ねこそロングライフのデザインを実現します。
 

 



 

2014/04/14

iPhoneとAndroid




私の周りにいる友人知人には、iPhoneを使用している方が多く、しかも高い評価をする方が多い。私もそのグループの一員です。スマートフォンの時代になって、G3、G4、G5と、ずっとiPhoneを使用してきました。SE社のAndroidを2台目端末として使用した時期もありましたが、「やっぱり、アップル、iPhoneの方が使いやすい」という結論になってきました。

そして、先日、冷やかしで入ったイーモバイルのお店で、NEXUS5を触ったことから「結構、使えるかも」と思い、今日、購入してメールの設定やアプリの設定を終えました。

まだまだ、これから使い込んで行くのですが、iPhoneが使いやすさを継承しているのに対して、NEXUS5は使いやすさを改善させてきていると感じるところがあります。

そうして、本体のデザインを見ると、造形の完成度も低くはない。これからのスマホのデザインがどうなって行くのか、楽しみです。


2014/04/07

「かわいい」のプロポーション

最近「かわいい」は、おじさんに対しても使われるので、意味範囲が広がっているのでしょうが、本来は「赤ちゃんはかわいい」と言ったように使われるべきでしょう。
 
赤ちゃんがかわいいのは、生存のために身を守る手段であり、かわいく見えるのはそのプロポーションが大きな要因であると思います。大人は八頭身美人と言われますが、八頭身の赤ちゃんがいたとしたら、かわいいとは言えないでしょう。
 
若い頃、会社でのデザイン造形研修でコーヒーミルをデザインする上で「かわいい」イメージを出したいと思い、プロポーションについて研究したことがあります。
 
どんなにかっこいいスポーツカーでもチョロQにすると「かわいい」デザインになります。正義の味方ウルトラマンも三頭身にすると、ご覧のとうりです。
 
デザインする上で、プロポーションは重要な造形要素です。
 
 
 
最近、おじさんが「かわいい」と言われるのは、年とともに頭でっかちになり、お腹が出てくるからかもしれません????

2014/03/31

ホンダN360とN1

エイドリアン・フォーティは、工業製品を「欲望のオブジェ」と呼びました。その最たるものが自動車です。乗っている自動車は、その人の生き方、ライフスタイルを表すものです。その背景には、育ってきた過程での記憶、憧れがあり、現在の社会的地位の生き様があります。

1967(昭和42)年の初夏、造船の仕上師(エンジンの分解組立職人)をしていた父が、ボーナスを頭金にして大喜びで買ってきたのがホンダN360でした。一生一台の買い物だったと思います。自動車が大衆にも手の出るものになった時代でした。

N360の「N」は、「一説に「乗り物(Norimono)」の略とされ、当時の社長本田宗一郎が、ミニマム・トランスポーテーションとしての普及を目的としたことによるネーミングとされている(wikipedia)」と言われています。N1の広告にも、その考えが反映されています。

2012(平成24)年11月、N360から45年経って発売されたのがホンダN1です。デザインコンセプトはN360と同じに、現在できることを実現したところが素晴らしいです。ホンダファンにとっては、「ホンダらしい」と喜んだことと思います。誰がN360を生んで、だれがN1として甦らせたのかを、意匠登録から見てみました。

N360は、意匠登録290139で1966(昭和41)年7月25日に出願されています。デザイナーの名前は、宮智英之助です。N1は、意匠登録1446086で2011年10月31日に出願されています。デザイナーの名前は、蔦森大介です。両名ともお会いしたことはありませんが、敬意を表します。

良いデザインは、復刻ではなく甦らせることで時代を超えて評価されるものになります。

 


2014/03/24

ボトルには栓が必要

日本でもワインが日常的に飲まれるようになってきました。私もその一人です。産地やブランドに拘らなければ、1000円程度で十分美味しいワインがいただけます。

ワインと言えば「コルク」、先日テレビ番組にコルクの木からワインの栓を製造している場面を見ました。最近ではコルクの木も貴重なので、使用済みのコルクの栓を回収して粉砕し、成形して再利用しているようです。

また、コルクではなくスクリューの栓も多く見かけるようになりました。コルクは記号であり、機能ではなくなったからでしょう。しかし、栓がなければ溢れてしまいます。

ワインだけでなく、ボトルには栓が必要な場合がほとんどですから、いろんな栓があります。ペットボトルのプラスチックの栓で、回して開けても落ちない(ボトルに残ったリング状の成形に付いた状態で開く)ものを以前紹介しました。

今回見つけたのは、発泡酒用の栓です。

シャンパンを開けるのに失敗した人は多いのではないでしょうか。小心者の私は開けるのが怖いのですが、この栓であれば安心です。

栓の下側にミシン目が入っており、これを引き裂き、回すとガスが抜けて栓が途中まで上がります。その後は簡単に抜けます。とっても簡単、安全です。

まだまだ、解決すべき課題はあって、解決のためのアイデアは無限です。