ものをデザインすると使われるスタイルが生まれる。スタイルはシーンをつくり、物語を生むことに繋がる。しかし、そこには生まれた背景がある。
初めて、バックにキャスターをつけたのは誰だろう。重たい荷物を運ぶためにはどうすれば楽になるか?考えた結果だろう。
ただ少し前まで旅行するとき、駅などで荷物を運ぶのはポーターだった。もちろんホテルでも。ポーターにチップを渡すことが当たり前だった。だから、鞄を所有している人にとっては荷物を楽に運ぶことは必要ではなかったし、ポーターにとっても自分の仕事を奪う手段を取り入れる必要はなかった。
現在のキャスター付キャリーバックは、自ら鞄を運ぶ旅行者が増えたためだろう。旅行の大衆化、日常化がバックにキャスターを付けるアイデアを生んだとも言える。
一度、しっかりとキャスター付キャリーバックの歴史を調べてみたいものです。
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