2013/10/13

IKEAの空間提案

30年近く前の1980年代後半頃、初めてLAに行った時に、現地デザイン事務所の方にIKEAに連れて行ってもらった。当時はテレビのデザイン担当だったので大型電気店のサーキットシティなどとも市場調査したが、テレビファニチャーのデザイン開発の参考にしたいとの思いからだった。

当時から、IKEAは家具を展示するだけではなく、空間を展示、部屋を想定して展示していたことで注目されていたが、日本への出店はされていなかった。今では、どこのお店でも当たり前のようにしている空間展示ではあるが、当時は新鮮に映った。

そして、2013年現在、IKEAは私の住む横浜市港北区にも出店している。先日、久しぶりに訪れると、リアルな日本式住居をモデルにした展示があった。四畳半の畳の部屋にIKEAの家具、ファブリックでコーディネートされている。押入れの中も提案されている。

これまでのショールームは、現実にはあり得ない生活感のない展示がほとんどであったが、IKEAは、国地域に根差した、あくまでリアルな住環境を提案しようとしているところが凄い。










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