最近購入した財布、ネットで調べに調べて可能な限り薄いものを選びました。薄さに拘る理由は、男性の皆さんは経験があるでしょうが、スーツの胸ポケットに財布を入れると膨れ上がり、折角の上着のシルエットが台無しになります。かといって、いつも鞄やポーチを持ち歩くこともできません。
薄さを実現しているのは、皮の薄さと縫製ですが、金具も薄さに拘ったデザインです。細かな積み重ねで薄さが実現されています。改善の積み重ねによる実現、これも日本人の得意とするところです。「軽薄短小」のような物理的に分かりやすい目標だけでは勝てない時代だ、とも言われますが、分かりやすい目標をクリアすることも大切ですし、ユーザーの心を掴むのではないでしょうか。
財布の話に戻します。単に薄いだけでは使い物になりません。必要なものが収まってこそ、優れた製品デザインです。今日の中身は、お札が数枚、PASMO定期券、免許証、銀行カードとクレジットカード、小銭入れには、家の鍵、薄型のUSB、小銭は硬貨が一枚です。これで最厚の部分でも10mm以下です。
ここで、薄さを実現しているもう一つは、入れるものを割り切ったことです。今まで不要に入れていたカードは持ち歩くのを止めました。小銭も極力使わないようにPASMOには、常に一万円以上入れるようにしています。しかし、何かと必要なことのあるUSBは、薄型を選んで小銭入れに入れています。・・・・・・使い方を変えること、生活の仕方を変えることも大切です。
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