2011/03/29

PDのためのスケッチ基礎・その2

リデザインのスケッチ

その1で描いた携帯電話を再度順を追ってみたいと思います。途中でスキャニングして記録を取った時間も入れて30分。スケッチ自体は10分程度です。その1は背面も描いたので20分程度かかっています。デザインにとってスケッチが作品ではなくそのデザインが作品ですからスピーディーに描くこと、それで生まれた時間はアイデア考えることに使った方が良いと思います。アイデアさえあれば、すぐに描くます。というか、すぐに描けるようにスケッチ力を身につけましょう。

薄いボールペンの線が見えるでしょうか。プロポーションと視点を決めるためですが、これは大変重要です。何を見せるか?もちろんデザインとしてもっとも言いたいところを見せるスケッチにするためです。

 その1と全く同じでは芸がないので、操作インターフェースのボタンをリデザインしてみました。この段階でもボールペンの線は薄く、描きながらかたちを探っていく段階です。
 少しずつ、輪郭をはっきりさせていきます。頭の中のイメージとスケッチとのやり取りを繰り返しつつ、空間の中に立体物を存在させていきます。

 かたちを明確にするために輪郭をはっきりさせる段階で、何度も描きつつ線を濃く、太くします。この段階で本来ならサインペンや定規を使うのもよいのですが、スケッチをスピーディーに描くためには画材は極力少ない方が得策です。最後の斜め左上に光源があると想定して影をつけます。

さー、自分の携帯電話を描いてみましょう。

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