2013/12/01

就活を採用活動の視点で考える

12月1日、今日から2015年春卒業予定の大学3年生、修士1年生の就職活動が解禁されます。今朝の新聞の一面にも「採用上向き でも甘くない」の文字が並び、社会面には「企業求む
優秀人材」「海外からもライバル」とシューカツをメディアの話題にしています。

「今の就活は昔とは違う」という言葉も良く聞きます。しかし、基本はそんなに変わらないように思います。「就職活動」は企業側からみれば「採用活動」です。学生の皆さんも相手の立場になって自身の活動を見直すと本質が見えてくるのではないでしょうか。

企業は優秀な人材を探しています。当たり前です。私が前職で採用活動に関わっていた頃、冗談で「俺たちの退職金を稼いでくれる奴を採用しよう」と言ってました。40代、50代の人事課長、人員増の決済を通した部門の担当者にとって社業に貢献してくれ、結果として自分たちが退職する時に退職金が出せる(できるだけ多く)会社にしてくれるかは重要な問題です。ですから、冗談ではなく結構本気の判断基準です。

それでは、企業は具体的に何を基準にして採用活動をして、学生の何を見ているのでしょうか。当たり前ですが、個々の会社が求める人材を探しているのです。と言うことは、同じ業界でも各社の風土、商品戦略や戦術は異なるので、求める人材も異なるということです。だから、学生は企業研究が必要となります。

学生が志望理由で言いそうな「貴社の製品デザインが社会で評価されており、、、」「貴社はグローバルに展開されており、、、」「貴社の素晴らしい業務環境(インターンシップで良いとこだけを見てきて)で頑張りたい、、、」などという言葉を社会を知らない学生から聞きたいと思う採用担当者がいると思いますか。エントリーシートや面接でこんな文章や言葉を使用することで評価されることはないでしょう。逆効果はあったも。

次回のブログでは、「学生の企業研究について」。

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